友 ~雲外に蒼天あり~
倖と出会う前に戻った

そう思おうとしても

もう、僕の中にいる倖を消せるはずなく


過ぎていく月日に虚しさを感じる





皆から心配される

土方さんは、責任感じたみたいで
よく慰めてくれる



このまま倖に会えなくなるのかな…








仕事に私情を持ち込まないように

明るく振る舞った





将軍の上洛警護の仕事が舞い込んできた



先陣部隊として、先に大阪にお迎えに
それから、京までの警護とのこと

そこに黒装束の集団も同行することに

敵じゃない!

敵じゃない!


嬉しかった…でも…

倖の姿が見当たらない




警護の説明が終わると

「よう 僕」

からかうように近づいてきた

団子屋の人だ…



「沖田です」

「そうだったなぁ~僕」


きっと、僕を怒らせたいんだろうな


「ねぇ?あの子は、参加しないの?」

「気になるのか?」

「当たり前です!」

「なら、友として力になるべきだったな」

「どういうことです?」

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