友 ~雲外に蒼天あり~
「姫さんの素性は、知らねぇが
相当な世間知らずなんだ
僕と出会うまでは、世間なんてものを
知ろうともしなかった
俺たち仲間の事にも一切興味なかったし
他人の気持ちなんて考えたこともなかった
ただ、仕事は出来るんだ
男衆の中であれだけやれてんだから
俺たち僕には、期待してたんだぞ
姫さんを人らしくしてくれてるなって
姫さんだっていつまでもこんな仕事を
やってくわけにいかねぇだろ
残念だよ!友なんて言っても
僕なんて、甘えた奴なんだな!がっかりだ」
わざわざ僕、僕って…
「友をやめたつもりはありません!!!
がっかりされても困ります!!
それに!僕って言ってるからって
甘えてるわけじゃあり……!!!」
反論途中に、サッと戻って行ったから
どうしたのかと見ると
倖が現れた
僕のいる新選組には、目もくれず
仲間達と打ち合わせをして、散らばった
倖…
元気そうで…よかった…
「総司…大丈夫かい?」
「あ……はい!」
近藤さんが声を掛けてくれて良かった
あの人の言っていた
がっかり
今の気持ちにぴったりだ
友だと思い続けても
倖の心は、離れてしまったかもしれない
相当な世間知らずなんだ
僕と出会うまでは、世間なんてものを
知ろうともしなかった
俺たち仲間の事にも一切興味なかったし
他人の気持ちなんて考えたこともなかった
ただ、仕事は出来るんだ
男衆の中であれだけやれてんだから
俺たち僕には、期待してたんだぞ
姫さんを人らしくしてくれてるなって
姫さんだっていつまでもこんな仕事を
やってくわけにいかねぇだろ
残念だよ!友なんて言っても
僕なんて、甘えた奴なんだな!がっかりだ」
わざわざ僕、僕って…
「友をやめたつもりはありません!!!
がっかりされても困ります!!
それに!僕って言ってるからって
甘えてるわけじゃあり……!!!」
反論途中に、サッと戻って行ったから
どうしたのかと見ると
倖が現れた
僕のいる新選組には、目もくれず
仲間達と打ち合わせをして、散らばった
倖…
元気そうで…よかった…
「総司…大丈夫かい?」
「あ……はい!」
近藤さんが声を掛けてくれて良かった
あの人の言っていた
がっかり
今の気持ちにぴったりだ
友だと思い続けても
倖の心は、離れてしまったかもしれない