友 ~雲外に蒼天あり~
世間知らず
とりあえず近藤さんの隣の部屋を空け
そこに布団を敷いた
「着替えたら寝とけよ!」
「後で山崎君という医術に長けた者と
様子を見に来るからね」
「倖 私は、先に休ませて貰うよ」
「僕も後で来るね」
「ん」
そろそろ寝間着に着替えたかな
土方さんが飲み水を持ち、山南さんが粥
僕が水桶と手拭い、山崎君が薬を持ち
部屋へ行く
寝てるかなって、そぉーーーーっと
襖を開け…
僕達は、立ち尽くした
土方さんが山南さんに、助けてくれ
と、言わんばかりの視線を送った
「倖」
「ん?」
「そこで何してるんだい?」
「寝てる」
あっ… 寝てたんだ…
部屋の隅っこで膝を抱え
膝に顔を埋めていたから、泣いてるのかと
「何で布団で寝ないんだよ!!!」
「病気じゃないのに、なぜ布団で寝る?」
!!!!!
今までずっとこうやって寝てたんだ…
「病気じゃなくても布団で寝ていいんだよ」
「むしろ、怪我して熱あるんやし病人やん」
「ほら!さっさと布団に入れ!」
「そんな寝方したら、余計に熱が出ますよ」
「勇の許可がないと…」
土方さんが額に手を当てた
「近藤さんが休めと言ったのは
布団で、熱を下げろって事だ!」
「そうか」
なんだかんだ土方さんは、倖の扱いが上手
のそのそと倖が布団に入る
「横になる前に粥を食べ、薬を飲め」
「……」
黙って粥を食べ、薬を飲み横になった
天井を見てパチパチと瞬きを繰り返す
「目を瞑らないと寝れないよ」
山南さんが優しく言うと
「こんなに人に見られていて
寝れると思うか?」
「そりゃそうだな!山崎頼んだぞ!」
「はい」
僕達は、部屋を出た
土方さんは、眉をひそめ言った
「アイツの考えが読めねぇことが疑いの
キッカケだったが…
日常生活がここまで人並みはずれてたら
赤子同然だぞ…」
「世間知らずなんて度を超えてますねぇ」
「ふふっ 僕達で育てましょう!!!」
そこに布団を敷いた
「着替えたら寝とけよ!」
「後で山崎君という医術に長けた者と
様子を見に来るからね」
「倖 私は、先に休ませて貰うよ」
「僕も後で来るね」
「ん」
そろそろ寝間着に着替えたかな
土方さんが飲み水を持ち、山南さんが粥
僕が水桶と手拭い、山崎君が薬を持ち
部屋へ行く
寝てるかなって、そぉーーーーっと
襖を開け…
僕達は、立ち尽くした
土方さんが山南さんに、助けてくれ
と、言わんばかりの視線を送った
「倖」
「ん?」
「そこで何してるんだい?」
「寝てる」
あっ… 寝てたんだ…
部屋の隅っこで膝を抱え
膝に顔を埋めていたから、泣いてるのかと
「何で布団で寝ないんだよ!!!」
「病気じゃないのに、なぜ布団で寝る?」
!!!!!
今までずっとこうやって寝てたんだ…
「病気じゃなくても布団で寝ていいんだよ」
「むしろ、怪我して熱あるんやし病人やん」
「ほら!さっさと布団に入れ!」
「そんな寝方したら、余計に熱が出ますよ」
「勇の許可がないと…」
土方さんが額に手を当てた
「近藤さんが休めと言ったのは
布団で、熱を下げろって事だ!」
「そうか」
なんだかんだ土方さんは、倖の扱いが上手
のそのそと倖が布団に入る
「横になる前に粥を食べ、薬を飲め」
「……」
黙って粥を食べ、薬を飲み横になった
天井を見てパチパチと瞬きを繰り返す
「目を瞑らないと寝れないよ」
山南さんが優しく言うと
「こんなに人に見られていて
寝れると思うか?」
「そりゃそうだな!山崎頼んだぞ!」
「はい」
僕達は、部屋を出た
土方さんは、眉をひそめ言った
「アイツの考えが読めねぇことが疑いの
キッカケだったが…
日常生活がここまで人並みはずれてたら
赤子同然だぞ…」
「世間知らずなんて度を超えてますねぇ」
「ふふっ 僕達で育てましょう!!!」