友 ~雲外に蒼天あり~
翌朝
旅と看病の疲れで山崎君がうたた寝した
ほんの少しの間に
山崎君に布団を掛け
倖は、女中さん達と対面し
料理を作った
「美味しい」
「料理出来たんだな」
「まさか 初めて作った
スエさんの教えがいいからな
言われたとおりしただけだ」
「熱は下がったのかい?」
「もう、休まなくてもいい」
「おいで」
近藤さんが両頬を包んだ
「眠れなかったんだろう?
熱が下がるまで、寝てること!いいね?」
「ん」
チラリと倖が近藤さんを見て
「私がここに来て近藤さんと土方さんは
仲違いしてないか?」
ちゃんと2人にさんをつけた
「してないよ」
「そうか」
倖が成長してる!
「私がいて、厄介だろう?」
「そんなことはないよ
倖がいてくれて本当に嬉しいよ」
「…アリガトウ」
倖は、名前を教えてくれた時のように
悲しそうな顔をして
「拾ってくれて…アリガトウ」
僕は、倖の手をとった
「倖!新選組に来てくれてありがとう!」
また会えて
新選組に入ってくれて
本当にありがとう!
旅と看病の疲れで山崎君がうたた寝した
ほんの少しの間に
山崎君に布団を掛け
倖は、女中さん達と対面し
料理を作った
「美味しい」
「料理出来たんだな」
「まさか 初めて作った
スエさんの教えがいいからな
言われたとおりしただけだ」
「熱は下がったのかい?」
「もう、休まなくてもいい」
「おいで」
近藤さんが両頬を包んだ
「眠れなかったんだろう?
熱が下がるまで、寝てること!いいね?」
「ん」
チラリと倖が近藤さんを見て
「私がここに来て近藤さんと土方さんは
仲違いしてないか?」
ちゃんと2人にさんをつけた
「してないよ」
「そうか」
倖が成長してる!
「私がいて、厄介だろう?」
「そんなことはないよ
倖がいてくれて本当に嬉しいよ」
「…アリガトウ」
倖は、名前を教えてくれた時のように
悲しそうな顔をして
「拾ってくれて…アリガトウ」
僕は、倖の手をとった
「倖!新選組に来てくれてありがとう!」
また会えて
新選組に入ってくれて
本当にありがとう!