友 ~雲外に蒼天あり~
それから5日後のこと





「姫さん!!」


慌てた様子で屯所に来た佐吉さん

「姫さん来てないか!?」


「来てないかって… いなくなったの?」


土方さんの部屋に幹部が集められた


「姫さん…主と恋仲だったらしんだ」


驚かない僕達に


「知ってたのかよ!!!」


佐吉さんが驚く



「知ってたのは、うちの女中で
倖が出て行った後知ったんだ」


「俺、知らなかったから
姫さんが、新選組といるとき
凄く幸せそうだったと報告してしまった…」

「それで?」

「うちの主が、姫さんの主に
姫さんを新選組に戻せっ命令してしまった
それを…姫さんって、思い込んだら
なんてゆうか、思い詰めるってゆうか
主に嫌われたんだと…
また、捨てられたと…
勘違いして出て行ったみたいなんだ
んで、ここに探しに来た」


「倖が行くとこって…」


「あ!僕、寺に行って来ます!!!」


「俺は、スエさんの家に!」


「町探してみよう!」




1ヶ月過ぎても、倖をみつけられなかった
















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