もう一度、あなたに恋していいですか
「だからこれからも俺を支えてくれ…愛莉」

「ええ、もちろんよ」

そう言って彼女は俺の背中に手を回す。

これからは一生、愛莉を大切にしよう。
大学生の時からずっと俺のことだけを見つめ、支えてきてくれた愛莉と、まだ小さく愛しい娘を。

俺は愛莉の笑顔に、そう誓った。

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