秘密の陰陽師 【壱】



「ごほっ…ごほっ…うっ…」




私の口からは大量の血が吐き出された




限界だった





私は意識を手放そうとした。




だが






「そうはさせないよ?」






隆太は術を使い、私を動けなくした






そして呪文を唱え始めた







何?この呪文。





…聞いたことがない







「りゅ…た…なに…を」






必死でそう聞いた







「俺は最近しばらくお前を苦しめる術を修行してきた。一生お前を苦しめる術をな…?」







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