秘密の陰陽師 【壱】





隆太がそう口にすると私の体にモヤモヤした黒いものが入ってきた






「うっ…あぁ…ごほっ」







私はさらに大量の血を吐いた




「な…に…を」





苦しくて息をすることも出来なかった






「お前の体には呪蛇食の毒を埋めた。せいぜい苦しめよな。葵?」








そういうと隆太はニヤリと笑う







「お前の中に入った蛇の毒は日に日にお前の身体を食っていく。俺が命じるがままにその蛇はお前を動かす。つまり…お前は一生俺のものだってことだよ」







ははははと大笑いする隆太はもう悪魔そのものだった






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