秘密の陰陽師 【壱】




「お前なんていなければよかったんだよ。
死ねばいいんだよ葵」







そう言われた瞬間







私の中で何かが
プツッと切れた






そして感情のままに術を発動させた







「 新幻滅雷龔棋催吐急急如律令 」




私がそう唱えると





その術がバーーーンッと爆発した










私が使った術はまともに当たれば大人の人でもひとたまりもないくらいに砕けてしまう程の威力をもつものだった



今思えば小学生の頃にあの技を使えたのが不思議で仕方がない






私の周りにいるいじめっ子達は全員倒れた



そして




隆太も…気を失っていた






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