秘密の陰陽師 【壱】
第陸章
私と舜は肝試しが行われるルートを見回る
「しかし…ここも妖が多いね…」
「あぁ…うちの地域と変わらないぐらい
いるんじゃねぇのか?」
この森には下級の妖達が沢山いる
悪さはしないし、むしろいい子達だから祓ったりなんて絶対しない
「ちょっと寒いね」
「あぁ少し嫌な感じがするな」
「うん…」
私達陰陽師の勘は割と当たる
何もなかったらいいんだけどね…