秘密の陰陽師 【壱】



何も知らない一般人から見ると互角…いや兄が押しているように見えるだろう





しかし葵は力の3分の1も出していないのだ






兄の攻撃を身軽にかわして次に来る攻撃を受け止める。





兄からさっきよりも攻撃力のある霊符が飛んでくるとその霊符は分身して葵を囲む






「余裕な顔をしていられるのも
そこまでだ葵」







兄は呪文を唱えるとその霊符たちは1本の線で繋がり葵をめがけて爆発した







やったか。


兄は一瞬そう思った







しかし次の瞬間に兄は目を見開く








葵には傷1つなく、見事な結界が貼られてあるのだ







「あの一瞬で結界を張っただと」







葵に見せたことのない技だったのに、なぜそれを防ぐことができたのか




いくら葵でも不意打ちの攻撃に対応できるわけない





「ありえねぇ…」






兄はそう言いながら改めて葵の凄さに驚かされることになった


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