秘密の陰陽師 【壱】




私が席に座るとお爺ちゃんが私に聞いた



「葵、体の程はもう大丈夫なのか」





「はい、高田の皆様によくしてもらって
もう平気です」






「ほう…孫がご迷惑をおかけしました
ありがとうございました」






お爺ちゃんはそういって高田の皆様に
お辞儀をした






「なんの…孫のパートナーを助けるのなんて当たり前のことですよ一ノ瀬さん」







優しい笑顔で高田家のご当主がそう言ってくれた





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