秘密の陰陽師 【壱】
第肆章
舜と並びら微かな妖気を辿り足を進める
「ここ・・・?」
「ああ、ここだな」
私達はある森に辿り着いた
静かすぎて怖い…
私が足を踏みいれようとした瞬間
ビリッ
電気のような物が体を走る
「なに…っ」
とっさに森から少し離れ、身構える
「結界だ。それも強力な。」
舜が静かに言う
「でもこんな結界…」
「あぁ、そうだこいつはただものじゃない」
森にはられた結界はとてつもなく大きな力が込められていた。
「でも」
「あぁ」
私と舜は顔を見合わせる
「「こんな時こそのタッグだ」」
「私は結界の電流を阻止するね」
「あぁ、その隙に俺が結界に穴を開ける」
「よし」
「いくぞ」