幸せの魔法

寒くなってきたある日

私は1人で

母親が眠っている場所へ出かけた。

そこでは1人の女の子が

空を見上げていた。

女の子は私に気が付いて

ニコッと笑った。

それから

『お墓参り?』と聞いてきた。

私は小さく頷いた。

すると女の子は

『私も!』と言って再び空を見上げた。

そして空を指差して

『私のお母さん、あそこにいるの!』と言った。






< 4 / 7 >

この作品をシェア

pagetop