ずっと、君に恋してた。
涼太くんは最初に記憶をなくしたときよりも

だんだん心を開いてくれている気がした

毎日おしかけたかいがあったよ…(泣)

最初なんてヤンキーみたいにグレてたし

別人かと思ったし…!


日曜日。

遊園地、すっごいにぎわってるなー

「りょうたくんあれ乗ろうよー」

「あれって…ジェットコースター!?」

「これ乗れば記憶戻るかも!」

「いや、よけい吹っ飛ぶだろ」

えーそうかな?まぁそれもわからなくはない

「んじゃーコーヒーカップで!」

「おまえ…昔の俺が心配になってきたよ…」

むっかぁぁあ!

「早く行くよ!」

「お、おいちょっと待てって」


「うぇぇえーきもちわるい…」

「あれは回しすぎだろ…」

ついつい記憶戻したくてグルグルにしすぎた

やばい…きもちわるすぎて、クラクラする

「大丈夫か?」

か、顔が近い♡

「大丈夫だし!」

「よかった」

そのときの涼太くんの顔があまりにも

笑顔だったから、ますます好きになるじゃん


その後わたしは涼太くんと2人で

たくさん遊園地を満喫した

「そろそろ帰るか」

「そうだね」
< 32 / 39 >

この作品をシェア

pagetop