日常に、ほんの少しの恋を添えて
意外な人物現る
「あの、ちょっと私では対応できなさそうな方がいらっしゃってますが……」
私がこう言うと、専務も不可解そうに眉根を寄せた。
「は? 誰?」
「……多分ですけど、美鈴さんだと思います」
「はあ!?」
ものすごく意外だったようで、専務が今までに聞いたことが無い位の驚いた声を上げた。そして立ちあがるとリビングに飛んで行った。
あーびっくりした。しかしなんで美鈴さんここに来たんだろう。付き合ってたときだってあんまり来たことないって言ってたよね、専務。
だけどそれより。
さっきのアレ、なんだったんだろう。
”長谷川を可愛いと思った”
それってまるで、専務が私に好意を抱いているみたいじゃない。
なんてことを考えて一人顔を赤らめる。
しかし、今ここで起きている現状を思い出し、それどころではない、と雑念を振り払う。
そうだった。美鈴さんが来ているんだった。専務、どう対応して……
急いでリビングに戻ると、頭を押さえた専務がソファーに腰掛けていた。
「どうなりました? 美鈴さんは……」
「なんでか知らんが、見舞いだと。仕方ないから通した。もうすぐ来るから……悪いな長谷川、美鈴が来たら何か飲み物でも出してやってくれるか」
「かしこまりました」
私がこう言うと、専務も不可解そうに眉根を寄せた。
「は? 誰?」
「……多分ですけど、美鈴さんだと思います」
「はあ!?」
ものすごく意外だったようで、専務が今までに聞いたことが無い位の驚いた声を上げた。そして立ちあがるとリビングに飛んで行った。
あーびっくりした。しかしなんで美鈴さんここに来たんだろう。付き合ってたときだってあんまり来たことないって言ってたよね、専務。
だけどそれより。
さっきのアレ、なんだったんだろう。
”長谷川を可愛いと思った”
それってまるで、専務が私に好意を抱いているみたいじゃない。
なんてことを考えて一人顔を赤らめる。
しかし、今ここで起きている現状を思い出し、それどころではない、と雑念を振り払う。
そうだった。美鈴さんが来ているんだった。専務、どう対応して……
急いでリビングに戻ると、頭を押さえた専務がソファーに腰掛けていた。
「どうなりました? 美鈴さんは……」
「なんでか知らんが、見舞いだと。仕方ないから通した。もうすぐ来るから……悪いな長谷川、美鈴が来たら何か飲み物でも出してやってくれるか」
「かしこまりました」