フューチャーラブ

ガララッ・・・
扉を開け、私が廊下に先に出て玲美が後から出る。そして私は教室の扉を閉め、屋上へ向かって歩き出す。
大丈夫、大丈夫。と自分の心に言い聞かせていたら屋上にいつの間にか到着していた。
「じゃあはじめるよ♪」
玲美がそう言うと私の左手をひっぱって私をフェンスに追いやる。
玲美は私の左手を離さず、右手で拳を作って私の腹を殴る。
次に右の太もも、左の太もも、背中と見えないところばかりを殴ったり蹴ったりして来る。
「・・・・・・・。」
痛い。痛い。痛くて仕方がない。だけど声を出さない。誰にも気がつかれたくないから。
「アハハハハハ!!!テメェもザマァねぇなァ!!!こんな事されて痣だらけにされたらマトモに外も歩けないなぁ!!!」
悔しい、悔しいけど言い返せない。悔しい、悔しいけど言い返せない。
「今日はこの位にしといてやるよ。じゃあまたね。」
玲美は私にそう言って最後に1回だけ私の太ももを傷つけて去った
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