友情というの名の下に
さっきの人が麻奈の近くに座る。

「・・・なんですか」

なるべく親しみをもたれない様そっけない態度で接する麻奈。

「カルボナーラ。好きなんでしょ?」

机の上においてあるカルボナーラを指差す。


「まぁ・・・。それよりも誰なの?」

小さい声で深く考えすぎないように・・・。


「6組の佐藤。佐藤 一輝」

佐藤と名乗る彼は足を組む。

やけに近いような気がしてならない。

「田垣 麻奈って言います。なんかあったんですか」

一応自分も自己紹介をして本題に触れてみた。
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