友情というの名の下に
誰もいなくなった教室。
『鍵はちゃんと職員室に!!』って書かれた黒板が麻奈と倖を見ている。
「麻奈あのね…。」
外の部活の声で聞き取れないくらいのか細い声。
今日バスケはお休み。
顧問がぎっくり腰らしく教えてくれる人がいないから等分は休み。
インターハイもまだまだ先の事だからリフレッシュするようにと…。
「一輝…。知ってるよね?今日話してた人」
一瞬びっくりした。
なんで一輝と話していた事を知っているのか…。
「うん。」
「気づいたと思うけど彼氏なんだよね…。」
倖の言葉が過去形でないことに、まだ終わっていないのだと確信する。
『鍵はちゃんと職員室に!!』って書かれた黒板が麻奈と倖を見ている。
「麻奈あのね…。」
外の部活の声で聞き取れないくらいのか細い声。
今日バスケはお休み。
顧問がぎっくり腰らしく教えてくれる人がいないから等分は休み。
インターハイもまだまだ先の事だからリフレッシュするようにと…。
「一輝…。知ってるよね?今日話してた人」
一瞬びっくりした。
なんで一輝と話していた事を知っているのか…。
「うん。」
「気づいたと思うけど彼氏なんだよね…。」
倖の言葉が過去形でないことに、まだ終わっていないのだと確信する。