友情というの名の下に
人の塊を掻き分けて靴箱に入る。

自分の番号に靴を入れると同時に上下の靴箱も確認。

愛華と倖の靴はあった。

まだ、顔は分からないが一応この校舎にいることは確認した。

階段を上がり長い廊下の真ん中辺りにある教室を目指す。

それぞれの教室にはパラパラと人がいた。


麻奈の知っている顔は見当たらなかったが当たり前だとおもい教室に直行。

けれど、目に付く人は派手な人ばかり。

髪の毛がやけにまっすぐな人。

スカートが短い人。

化粧をしている人。

一応おしゃれはしてみたが、自分なんて目にも留まらないと麻奈は思った。

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