友情というの名の下に
そういって一輝は目を閉じる。


「あたしたちってもう終わったの?」

「お前次第じゃないのかな・・・。」

一輝は目を開け倖の瞳を覗き込んだ。


「はぁ…。もう言っちゃうね」

倖は大きく息を吸い心に決める。

どんな返事でも受け止める。



「あたし。妊娠しちゃった」

わざとらしく明るく言う。
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