友情というの名の下に
意を決して教室に踏み込む。

視線が集まった。

でも、気にせずに麻奈は自分の机に向かう。

ほとんど入っていない黒鞄を机の横に掛け教室を見回した。


やっぱり、派手だよなぁと改めて感じる麻奈。

気にせずに話しかけようと、窓際でケータイをいじりながら喋っている2人に声を掛けてみた。



「こんにちは。麻奈って言います」

麻奈は2人に向かってぺこりと頭を下げる。

「ははっ。マジ意味わかんねぇ!」

2人は腹を抱えて笑い始める

麻奈は少しイラっとしたが気にせず話す。

「メアド交換しようよ!」

そういって携帯を出した。

「うける~!いいよ麻奈」

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