薔薇色の日々
神様は就職活動中らしく、背中まであるきれいなショッキングピン気の髪をなびかせながらリクルートスーツに着られ、背を丸めていた。

「この後美容院行くんです。爪も、、、」

と、言いながら目を伏せた。

こういう時は【共感】だ。

「バンドされてるんですか。そこまで打ち込める事を置いておいてまでやる仕事なのだから、きっと何をやってもうまくいきますね。」

その瞬間に神様は頬を薔薇色に染めた。

みるみるうちにほほがピンク色になったように見えた。

髪色のショッキングピンクより随分素敵なピンク色だと思う。
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