時を超えて君想ふ
「そーかそーか!じゃあ、決まりだな!
チカちゃんはトシの部屋に居候で決定だ!」

「はァ!?」

「え?ダメ?」

「いや、いいですケド……」

「大丈夫ですよ、土方さん
あいつは男嫌い
土方さんの大事なとこ潰してくれますよ?」

なんて恐ろしい言いやがる!

大体、俺がチカを襲う?
そんなことしたら嫌われるだろ!するわけねェ

ん?なんで俺そう思うンだ?

「総司ぃいー!
想像したら、痛くなちゃった……」

「なんで近藤さんがそうなんですか!
大丈夫ですよ?
近藤さんの近藤さんは無事ですから!」

「ほんとかなあ?ちょっと見てくれよー」

「イヤですよ!
いくら近藤さんの頼みでもそれわあああ!
なんで脱ごうとしてるんですか!
履いて!脱ぐなああ!」

半裸で総司を追い回す近藤さん
叫びながら逃げる総司
ドタドタと足音を立て2人が部屋を出て行った

下半身の話だったのに、上半身が裸になっている近藤さん
解せぬ

バカばっかだなココ

考えるのがバカらしーな、こいつら見てると

もしチカが少しでも怪しい動きをしたなら、
斬ればいいだけのこと

結論を出して、部屋を出る
そして庭で戯れ(?)ている2人に近づく

総司は近藤さんに捕まって最後の抵抗(近藤さんの褌を掴む)をしている

「何やってるンすか」

そう声をかける

下した結論に胸がチクリ、痛いのを気づかないように

蓋をして


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