時を超えて君想ふ
「おめェら、なにやってンだ?」

スッパァンととを開く

何でこんなに俺の部屋が汚くなってンだ?

俺を凝視して固まっているバカ2人にきく

机の上にあった半紙は破れ、
本は床に落ちている
布団はグチャグチャ

床には黒い足跡が
なにやら水滴も

「オイ」と声をかけて1歩足を出し、
部屋に足を踏み入れた、
ら、

ぺちょり

ぬるりとした感覚が足裏に

足を上げる
足の裏と床には何やら透明な糸が……

『あ、鼻水踏んだ』

チカがそう呟き、
汚れている丞(ススム)の顔が青くなった

コメカミの血管が切れたような気がした

「てめェら、今、すぐ、ココに、正座、しろ」




『「ごめんなさい、もうしません」』

「絶対だぞ」

『「絶対にしません、ごめんなさい」』

「よし
じゃァ、丞はコレで足拭いてから風呂行ってこい早急に」

「了解です!」

シューンっと逃げるように、
正座をとき素早く足を吹き、
部屋から出て行った

そして、再び土方とチカは2人きりになった

「で、チカはココの掃除だ
いいな?」


『山崎さんは?
ボクだけ、とか不公平じゃん……』

正座のまま顔を不満気に歪ませ、文句を言う

「あ?今、てめェ何つったァ?」

『ボクだけだなんて、不公平だ!』
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