時を超えて君想ふ
「そうそう!
チカちゃんは髪が短いし、
男の子みたいだもん!」

「まァ、そうだな」

『土方、それ、どこ見て言っている?(怒)』

土方の視線は明らかに
チカの胸元に向けられていた

近藤さんは全然大丈夫だけれど、
土方は許せん!

ボクは胸のサイズは一般的だ!
声を大にして言いたい!

「大丈夫だよ、チカちゃん!
女は器量だから!」

『沖田さん、ボク、泣いてもいいですか?』

「近藤さんは悪気があったわけではないんです
だから、気を悪くしないで下さい」

『分かってます…分かってるんです…
でも、悪意がないから余計に……』

グッサリきた

「悪いのは全て土方の野郎です」

『そうですね』

土方がボクの胸を見なければ、
こうはならなかった
全く、変態め!

「オイ」

「はいはい!もう話は終わりね!
明日、チカちゃんの腕をみてから決めよう!

もうそろそろ食事の時間だから、
みんなにチカちゃんが未来から来たことと
女の子って言うことを伏せて説明だね!」

ね?と近藤は3人を見渡して言う

そうして一同は食事のため、
土方の部屋を後にした

< 40 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop