時を超えて君想ふ
その手で僕を、僕たちを、この場所を
守ってくれた手

安心感がある、強くて、優しい手

でも
でも、違うんです

そうじゃないんです

僕は、土方さんも心配なんです
いつもは憎まれ口を叩いているけど、
土方さんも大切なんです

土方さんは背負い込み過ぎだ
少しぐらい僕に分けてもいいじゃないですか
僕だって力をつけて、強くなったんです

だから、だから、僕にも背をわせて下さい

辛いことも、
嫌なことも、
朱を見ても、
それでも馬鹿をして、

笑って、
精一杯生きてる、
そんな日常が壊れそうで怖い


チカさんが悪いとかそういうのじゃない
だけれど、チカさんがいることで
変化が起きそうで、
イヤな、何か起きそうな気がして…
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