時を超えて君想ふ
自分も行きたいという旨を伝えると、
沖田さんはふんわりと総司スマイルを放ち、
(※総司スマイルとは、
周りの女性顔が赤く染まるほどの
魅力的な笑顔のこと)
甘味処の暖簾をくぐった
結構歩いたし、
気を使ってくれたのかな?と思ったけど、
大量の注文で違うと思い直した
総司スマイルも甘味処に行ける!
という気持ちの表れだったのだろう
看板娘の子が
大量の団子やら饅頭やら羊羹やらを持ってきた
有難う、と総司スマイルを炸裂している
総司をよーく見ると目がキラリ
総司は無類の甘いもの好きなのだろうなー、
と分かる総司の食べっぷり
「いやー、美味しかったですね!」
『…そーですね』
ニコニコとして、
心なしか肌がツヤツヤつるんっ、と
している総司と反対にげっそりとしているボク
ボクがげっそりしている原因は総司
ボクも甘いものは好きだ
でも、総司の某掃除機メーカーの吸引力が
素晴らしい商品と同じように
バクバクと甘味を口に運んでいく姿には
段々と胸焼けが……
おかげで僕は団子一本でギブ
甘いものを食べていると
塩っ辛いものを食べたくなるように、
総司を見ていると
塩っ辛いものが食べたくなった
が、
そんなものはない
代わりに、にっがーいお茶を淹れてもらい、
それを飲んでいたため舌がなんか変