時を超えて君想ふ
「ちょっと目上の人に対する姿勢が
なってないよー!
俺結構立場あるんだけどー!」

『はい、存じてます
原田左之助(ハラダ サノスケ)
槍の名手ですよね

しかし、立場似合わない
暑苦しさとうるささと
頭が、まあちょっと弱い(笑)から
そう判断させてもらいました
ちゃんと敬語使うので、
許して下さい、原田』

「へーっすげー!俺のこと知ってん
「ほーぉ、
近藤から聞いていたぁが…
原田のことは近藤達から聞いたのかぁな?
それともそれ以外?」

話を遮られても一人で話す原田
なんかちょっと嬉しそうに見えるんだけれど…
鈍感?
それともただの阿呆?

まあ、考えてもしょうがない!
それよりもこっちの方に集中しないと

『後者ですね、
芹沢鴨(セリザワ カモ)さん
局長さんに会えるなんて、
驚いています』

そう、今は壬生浪士組の頭首だが、
将来新撰組の初代筆頭局長になる
立場の人物、芹沢鴨だ

彼は教養が高く、
面倒見が良いという良い一面もあるが、
生来の暴れん坊で怪力の持ち主ときく

下手なことをしてキレられたら、
マジ怖い!!
< 54 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop