時を超えて君想ふ
捌
必要に迫られたから!
数日後、大阪に行く日になった
面子の1人である総司は
にこやかな笑顔で
軽やかに行ってきますと言った
周りも気負った感じはなく、
表情や態度は明るかった
そして、送る側も同じだった
しかし、目だけは
意志を強く持った瞳だけが印象的だった
ボクはそれが眩しく、不思議に思えた
見送った後、
土方の部屋で書き物をする土方に
お茶を出したあと、ボクはすることがなく
万年床に横になりぼーっとしていた
考えてしまうのは、先ほどの見送りの光景
『ねー土方ー、いつもあーなの?』
気づくとボクは土方に話しかけていた
「ア?何がだァ?」
『今日見送ったじゃん』
「アー、大阪に行ったやつか」
『そ』
「それがどーかしたのか?」
『怖くないの?』
「ア?」
『あ、しか言えないの、土方って
馬鹿だから?それとも阿保だから?』
「ア゛?
ふざけるか真面目にするか
どっちかにしろォ!
大体、馬鹿も阿保も同じだろーが!」
『はあ、仕方ないなー』
「オイ、何で俺が悪りィみたいに
なってんだ」
『話したいんだけど?』
「ヘイヘイ、どーぞ」
主導権はボクにあるんだから、土方は
振り回されとけ
ボクに勝ると思うなよ?
面子の1人である総司は
にこやかな笑顔で
軽やかに行ってきますと言った
周りも気負った感じはなく、
表情や態度は明るかった
そして、送る側も同じだった
しかし、目だけは
意志を強く持った瞳だけが印象的だった
ボクはそれが眩しく、不思議に思えた
見送った後、
土方の部屋で書き物をする土方に
お茶を出したあと、ボクはすることがなく
万年床に横になりぼーっとしていた
考えてしまうのは、先ほどの見送りの光景
『ねー土方ー、いつもあーなの?』
気づくとボクは土方に話しかけていた
「ア?何がだァ?」
『今日見送ったじゃん』
「アー、大阪に行ったやつか」
『そ』
「それがどーかしたのか?」
『怖くないの?』
「ア?」
『あ、しか言えないの、土方って
馬鹿だから?それとも阿保だから?』
「ア゛?
ふざけるか真面目にするか
どっちかにしろォ!
大体、馬鹿も阿保も同じだろーが!」
『はあ、仕方ないなー』
「オイ、何で俺が悪りィみたいに
なってんだ」
『話したいんだけど?』
「ヘイヘイ、どーぞ」
主導権はボクにあるんだから、土方は
振り回されとけ
ボクに勝ると思うなよ?