好きなのです
私の目からはポロポロと涙が出る。
「晴輝のバカ!」
なんて言って泣きながらクラスから走って出る。
外にあるトンネルの遊具に入って泣く。
「紗羅」
晴輝は追いかけて来たみたいで、トンネルの中に入ってくる。
「晴輝は私の婚約者なの!だから、他の子からチューされちゃダメなの!」
泣きながら晴輝にそう言う。
「ゴメン、紗羅。もう紗羅以外しないから」
「本当?」
「うん!約束する!」
涙を止めて手で拭く。
「じゃあ、私にチューして?」
「いいよ!」