伝説となったK

Kは思ったのだ。
『もしかすると息子だけなら
逃げられるかもしれない』と。

その理由は至って簡単で、
Kの息子ならばら家系の血が混ざっていて
身体や、頭脳の能力も普通の人以上に
あるはずだからだ。

でも、旦那は殺されてしまう可能性が
高いからやめておいた。
Kは『私が耐えれば皆無事で居られる』と考えた。

真実を何一つ知らずに諦めたのだった。

数ヶ月後には、黒や白には言ってないが、
不思議な力が使えるようになっていた。

それは、私たちの間では『超能力』と
呼ばれるものだった。

Kは研究者達の手によって、
超能力を植え付けられたのだった。



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