伝説となったK

Kは泣き叫んだ。 今までの計画は何だったのか。
何故旦那は目を開けてくれないのか。
息子を早く助けなければ。

黒は焦った。
何故部屋に居ないのか。
Kは旦那の殴られている所を見たのではないか。
早くKの所に行かなくては!

そんな2人は
焦り、戸惑い、怒り、憎しみ、そして。
絶望した。
そんな様々な負の感情から叫んだ。

『『こんな世界滅びればいい!!!』』

2人が思った瞬間、研究所は揺れだした。

頭の中に声が聞こえた。
Kには『今までありがとう』
と言う旦那の声と
『救えなくてごめん』
と言う黒の声だった。

Kは直感で思った。
『あぁ、黒は脅されていたんだな。』と。

黒にも聞こえていた。
『裏切ったわね?』
と言う白の声と
『気付けなくてごめんなさい』
というKの声。

そのお互いの声を聞いた時。
研究所は崩壊した。
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