季節めぐり〔詞〕
冬〈切なさ〉
偶然見かけた君の姿
白いマフラーに寒そうに顔を埋め
時計を見つめながらなぜか今にも消えてしまいそう
思い出してしまうよ あの切ない日を


過ごした季節が君の中に少しでも生きづいていますように
そんなずるい願いは弱さのせいだろうか
頷き合って決めた答えなのに心の中ではまだ‥





君の好きなレモンティーの甘さ
冬になると手をのばしたくなる
戸惑いを隠すためならひどいことだってしてきた
君のためと言い聞かせ 嘘だってついた


「そんな顔を僕ならさせないのに」なんてあいまいな言葉
苦し紛れの言い訳は簡単に崩れてしまう
それでも時のずれを直せるのなら君の幸せを‥



白く積もる冬の寒さから今すぐ君を救い出したい



過ごした季節が君の中に少しでも生きづいていますように
そんなずるい願いは弱さのせいだろうか
頷き合って決めた答えなのに心の中ではまだ‥


「そんな顔を僕ならさせないのに」なんてあいまいな言葉
苦し紛れの言い訳は簡単に崩れてしまう
それでも時のずれを直せるのなら君の幸せを‥
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