歌姫
私は今日もアノ場所に向かう…。
誰も知らない私だけの場所…。
大声で歌っても誰にも邪魔されない…私だけの場所…。

それは、小さな誰もいない公園を抜けて小さな森林の奥深く…。
私は毎日学校の帰りにそこに行き、歌を歌う。
勉強、勉強とうるさい父とその父に従うしかない母がいる家では、私は自由に歌えないんだ…。
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