取り戻したい・・愛

✫✫海翔

二人は、まだその場で
抱き締めあっていた。

海翔は、海愛の姿が
見えたから
「ママっ！！」
海愛は、海翔を愛おしそうにみた。

陽翔君は、海愛と海翔を
交合に見て

「陽翔さん、海翔です。
あなたの名前を一字頂きました。
いつか海を翔び越えて
貴方に繋がるように。」

陽翔君は、海翔の目線に座るから
私も海翔を下におろした。

海翔は、陽翔君に吸い寄せられように
陽翔君の方へトコトコ歩いて行き

そして、
「パパっ！！」
と、手を出した。

陽翔は、海愛を振り返り
海愛が頷いたから
海翔を抱き上げた。

そして、海翔の首に
頭をのせた。

海翔は、くすぐったいのか
きゃっ、きゃっと、笑っていた。

私は、海愛のもとに行き
「余計なお世話じゃなくて良かった。」
と、言うと
「···ようっ·····陽子······先生っ······
　　ありがとう·····ございます······。」
と、言った。

それから、陽翔に
「人間に戻ったみたいね。」
と、言うと
「·····ありが····とう·····ござい···ます····」
と、言うから
「私は、帰るから
あなたは、今後を海愛と話しなさい。

で、あの方々は私の恩師夫妻で
史華も海愛もお世話になったの
くれぐれもそそうないように。」
と、ニヤリと笑ってた。
「ああっ、それとあっちに
連絡しないと大騒ぎになるよ。」
と、言って
恩師夫妻にお礼を言って
帰って行った。