取り戻したい・・愛
✫✫確信
陽子は、陽翔と交代で
海愛に付き添っていた。
「海愛、帰っておいで。
史華、海愛を守って。」
一年、二年と過ぎて行くなか
陽子は、史華の夢をみた。
史華は、ニコニコと笑っていた。
本当に、海愛と・・うり二つだ。
と、笑いがもれた。
ああ、なんだか、
元気でたわ。
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陽翔は、陽子に協力してもらいながら
海愛の介護と海翔の子育てを
していた。
仕事もあるが、親父と青柳が
頑張ってくれていた。
そんなある日
海愛にそっくりな女性が
夢に表れた。
ああ、きっと
海愛のお母さんだ。
と、わかった。
その女性は、
俺に微笑みながら
頭を下げた。
俺は・・・確信した・・・
・・近い内に
海愛が、目覚めると・・・