村山くんは今日も無気力。


「玲央~!!!!!!!!!」




靴箱で別れたその女、成海は俺を見つけて突進して抱き付いてきた。



「…殺す気かアホ。離れろ」



俺は成海を引きはがす。




「学年10位、入れた~!!」




「知ってる。」




「こんな順位高いの初めて!!」




そりゃ、いつも下から数えたほうが早いからな。




「先生にも褒められたよ!!」




「教えたのは俺だけどな」


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