PM 2:43
プロローグ
キキーーッ

鳴り響くブレーキ音とクラクション。

「危ない!!」

叫び声と共に、私は誰かに突き飛ばされた。
直後聞こえた衝突音と人々の悲鳴。

「え…」

目を開けた先に広がる赤、赤、赤。
その中心に倒れている人物、

私の大好きな人。


「お兄ちゃん!!」

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