隣の席の瀧くん
そんな事言われてボロボロ泣いてる横で和が爆笑してたっけ。
あったなぁ…そんなこと。
「じゃあ、次は一ノ瀬!ここの英文訳してみろ!」
「……ーーーッッ!!!」
っっっやっば!!!!
つい英語の授業の事忘れてて、1人で昔の最悪な思い出に浸っていた!!!!!!
「あ、えっと…先生すいません。どこでしたっけ?」
「一ノ瀬…ちゃんと聞いとけ。
12ページの上の段の英文だ」
えっと…12ページ…12ページ…
「私は、将来キャビンアテンダントになり世界を旅する事が夢です」
「…ーーぇ」
瀧くんが小声でボソっと囁く。