隣の席の瀧くん
あたしは瀧くんが言ったことをそのまま答えた。
「わ、私は将来キャビンアテンダントになり世界を旅する事が夢です」
「正解だ」
え…なに、あたし瀧くんに助けられた?
チラッと横を見ると真剣にノートを取る瀧くんの横顔。
「………………………なに」
ーーっ、やばい見すぎた。
「いや、その…ありがとう、です」
「別に」
え、なになになに。
瀧くんってそんな感じだっけ?
てっきり、ガン無視されるかと思った。