隣の席の瀧くん




あたし達は寄り道をした。


それは前にも瀧くんと来たことのある公園。




「一ノ瀬さん、


和くんに告白されました?」


「え!?ななな何で?!」


「ふ、最後の2人の会話聞いてたら分かりますよ。きっと杏さんも」



首を傾けてこちらを見る瀧くん。





「告白の返事は決まってるんですか?」


「うん…」


「……そうですか。」


「うん…だって今まで友達だったし、今さら恋愛対象として見れない」




好きな人いるしーー。


何て今言えない。








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