隣の席の瀧くん
幸せな時
そして月曜日。
こんなにも行きたくない学校は初めてだ。
「げ、花その目どうした?」
「うん…泣いたから。
そんなに腫れてる?」
日曜ゆっくり冷やしたのに…ずっと寝てたからかな?
あまり治ってなかったみたい。
「泣いたって花…どうしたの?もしかして、瀧くん?」
「うん…あのね」
杏に土曜日の帰りの事を全て話した。
思い出すだけで、ドキドキするし…同時に悲しくなる。
「瀧くん何考えてんだか!!
あたしから言ってあげようか?」
「い、いいいい!!!」
「ほんと?
でもさ…ちゃんと瀧くんの気持ち聞きたくないの?もっと問い詰めないと」
「うん…」
「瀧くんもそんな器用なタイプじゃなさそうだし、きちんと話してみた方がいいよ?」
「そうだね…ありがとう杏」
聞いてみないと、