隣の席の瀧くん





そして、時間は過ぎあっという間に放課後になった。



「一ノ瀬、ちょっと…」



帰る準備をしていたあたしに声をかけたのは隣のクラスの坂村くん。





「杏、なんか呼ばれたから今日は先に和と帰ってて」


「フッ、告白ですな」


「っっっっはっ?!?!!!」



さしすせそそそそそんなバカな!!




「え!坂村くんあたし一回も話した事ないんだよ?!普通に何か用があるんだよ」


「ふーーん。どうだかね。また結果明日にでも教えてねーん」




杏はそう言って教室から出た。




廊下であたしを待つ坂村くん。


え、ほんとに告白?

え、このあたしに?










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