隣の席の瀧くん




…ドキ


はぁ…何でこんなにも保健室の扉を開けるのな緊張するんだろう。




勇気を振り絞って開ける。



「……」



カーテンで囲まれているベットがある。

絶対そこにいるよね?




「し、失礼します…」



ゆっくりとカーテンをズラすと、そこには熱さまシートを貼って寝ている瀧くんの姿があった。



「瀧くん….」




熱そう…

首筋に少し汗が見える。




あたしは静かに瀧くんが寝てるベットの横に椅子を置いて座る。



「……瀧くん、何でキスしたの?」



机に置いてあるタオルでそっと瀧くんの首筋の汗を拭く。







「ん…」





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