隣の席の瀧くん
大切な場所
そして瀧くんと付き合い始めて1週間が経った。
変わった事いえば、
「一ノ瀬さんおはよう」
「お、おはよう瀧くん」
瀧くんが少しずつタメ口で話してくれるようになりました。
まだまだ慣れないみたいでたまに敬語で話してくるんだけどね。
「ちぇっ、朝から見せつけてくれますなー、お2人さん」
和が嫌味ったらしく言う。
「ま、一ノ瀬泣かせたら速攻俺が奪うからな」
なななんてことをっ!
サラッと悠人くんに宣戦布告をする和。
「泣かせないです。
見てみて下さい、一ノ瀬さんは僕にベタ惚れですよ?」
あたしの瀧くんにを見る熱視線がバレタ。
「はーーー、うざいうざい。
邪魔者は消えますよ〜」
和は口をへの字にし、笑いながら違う友達の席に行った。
あと少し変わったと言ったらーー、
「ねぇ本当にあの2人付き合ってるのかなあ?」
「何か意外…一ノ瀬さんが瀧くんと付き合うなんて」
あたし達の様子を見て、教室中の皆んなが見る目が変わったこと。
あたし個人ではそんなだけど、瀧くんといると皆んなからの変な視線を感じる。
…なによ、皆んな瀧くんの事知らないくせに。
眼鏡とったらめちゃめちゃかっこいいんだからね?!
しかもめちゃめちゃ優しくて最高なんだから!!