隣の席の瀧くん
「 少し食べ歩きして、西門町で買い物しようか」
杏がしっかりしていて、計画がスムーズに決まっていく。
あっという間にあたし達の班は決まり、余った時間をお喋りして過ごす。
「ねぇ花達ってさ、いつまでお互いの事名字で呼び合ってるの?」
確かに…
あたし達は付き合ってからも、友達の頃のまま名字呼びだ。
「一ノ瀬さん、名前で呼んで欲しい?」
「えっ…待って、この会話ここでしなくちゃいけない?」
なんかニヤニヤしてるこのアホ2人(杏と和)に聞かれるのがとてつもなく恥ずかしい。
「いいのよ〜花、あたし達の事なんか見えてないと思って」
「いや、無理っしょ!」
「なーんだ、
せっかく2人の甘い会話が聞けると思ったのにぃ〜」
なんだそれ。
聞いてどうなるんだ…