隣の席の瀧くん



そして放課後になり、瀧くんと並んで歩く。



「一ノ瀬さん」


「ん?」


「今からデートしません?」




ズギュンーーッ

瀧くんからのデートのお誘いっ!


これは放課後デートってやつですか?!


坂村くんともしたけど(消したい黒歴史)全然気分が違う。




「したいしたいっ!

どこ行くの?」


「んー、内緒です。
とにかくついてきて」




そう言う瀧くんについてく。


が、

さっきからずーーっとなっがいなっがい道のりを歩くのみ。



「ね、ねぇ…どこに向かってるの?何も見当たらないんだけど」



辺りは木ばっかで シン としてて、少し怖い。



「黙ってついてきて来て下さい」


「なによー…」




少しずつ辺りも暗くなり、本当に怖くなってきた。







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