隣の席の瀧くん
本棚にもたれて死んでいたら見つかってしまった…
「来てたなら声かけて下さいよ。そこで死んでたら怖いじゃないですか」
「……ゴメンナサイ。ジブンデモヨクワカラナクテ…」
嫉妬し過ぎて死んでたなんて口が裂けても言えないっっ。
「なに外人みたいな喋り方なの。
せっかく来たなら座ったらどうです」
「いいいい伊藤さんいるじゃん…邪魔しちゃ悪いしあたし帰る」
正直2人があたしの知らない話題で楽しそうに話してる姿なんて見たくない。
あたしが図書室を出ようとする。
「え、本当に帰るんですか?」
「……だって「一ノ瀬さん帰るって言ってるんだから。帰らせてあげなよ?」
あたしが続きを言おうとしたら、言葉を重ねてきた伊藤さん。
…why?