隣の席の瀧くん
……は?
「部屋に俺といる事があんまりよろしくないと思ってんだろ?どーせ」
だから何故分かる!
悠人くんにもすぐ心の中読まれるし…
「花」
壮ちゃんが漫画を置き、立っているあたしにゆっくり近づく。
「は、はい…?」
謎に敬語になってしまった。
「何で瀧と付き合ってんの」
「え?」
さっきまで笑っていた顔が真剣な表情になる。
「ど、どうしたの、壮ちゃん」
「俺が、北海道に行く前に花に告白しようとしてたの覚えてる?」
「あ…」